宇宙物理学・宇宙論の研究は理論・観測の両面にわたって急速に発展しており、新たな宇宙像が切り拓かれつつあります。
我々のグループでは主に理論的な側面から宇宙の謎に迫っています。 宇宙を基礎物理学の検証の場として研究する立場と、
観測事実を基礎に宇宙そのものの進化や天体現象を研究する立場の双方を大事にして研究を進め、幅広い視野を持つ研究者を養成しています。
具体的な研究テーマとしては、例えば、銀河や大規模構造の形成から宇宙の歴史を探求する宇宙論的構造形成、地上では再現できないような高いエネルギーで発生する天体現象、原始惑星系円盤を伴う星形成、中性子星やブラックホールといった極限天体、時空のゆがみである重力波など、幅広いテーマの研究を行っています。これらの研究を進めてゆく上で、特に物理学の対象としての宇宙研究であることを重視しています。